アトピー性皮膚炎のガイドラインと症状
2008年6月 6日
アトピー性皮膚炎は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質・アトピー体質の上に、様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられています。
患者の約8割は5歳までの幼児期に発症します。
従来学童期に自然治癒すると考えられていたのですが、成人まで持ち越す例や、成人してからの発症・再発の例が近年増加しています。
これについては、人口密度や住宅環境の変化が要因であるとする意見や、軽症患者の医療機関への受診が増えたことを指摘する意見があり、アトピー性皮膚炎のガイドラインには厚生労働省によるものと日本皮膚科学会によるものがあります。
厚生労働省診断ガイドラインは皮膚科医に限らず広く一般の臨床医に参照すべきものとして作成されています。
「アトピーの改善が見られない場合は専門医に任せるように」としているように、プライマリーケアの意味合いが強い。
一方、日本皮膚科学会診断ガイドラインでは、皮膚科医が参照すべき内容になっています。
主に皮膚の病変に着目した内容になっており、より厳密な診断基準になっています。
このように2種類のガイドラインがあり、アトピーの治療内容にねじれが発生する可能性もあるという意見もあります。
アトピー性皮膚炎の症状としては以下のようなものがあげられます。
・アトピー性皮膚炎は乳児湿疹と混同される場合もある。その炎症は頭部に始まり、次第に顔面に及ぶ。そして体幹、手足に下降状に広がる。
・アトピー性皮膚炎は幼児期-学童期には、関節の内側を中心に発症し、耳介の下部が裂けるような症状(耳切れ)を呈する。
・思春期以後は、広範囲にわたり乾いた慢性湿疹の症状を呈する。
・眉毛の外側が薄くなる(ヘルトゲ兆候)。
・発赤した皮膚をなぞると、しばらくしてなぞったあとが白くなる(白色皮膚描記)。
・アトピー性皮膚炎は乾燥して表面が白い粉を吹いたようになり、強いかゆみを伴う
・赤い湿疹、結節などができ、激しいかゆみを伴う。痒疹を伴うこともある。
・湿潤した局面から組織液が浸出することがある。
・アトピー性皮膚炎は慢性化すると、鳥肌だったようにザラザラしたものができ、皮膚が次第に厚くなる。
・しこりのあるイボ状の痒疹ができることがあり、この場合難治性である。イボになることもある。
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カテゴリー:アトピーの症状について
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