医療機関で一般的に行われているアトピー治療(薬物以外のアトピー治療法)
2008年6月 7日
【食事療法】
アトピー性皮膚炎の原因が、明らかに食物アレルギーが原因または悪化要因となっている場合には、食事療法が必要となります。
一時期には厳密な食事療法が実施されましたが、成長に伴い食物の影響は低くなるケースが多いことと、厳格な食事療法の結果子供の一部に成長障害が起きることが多々みられるようになったという理由で、以前よりは比較的穏やかな方法がとられるようになりました。
そのため管理栄養士などともよく相談して慎重に行う必要があります。
アトピーの治療というより食物アレルギーの治療ですね。
食事療法により、皮膚の炎症を直接、抑えるものではないので注意が必要です。
血液中のIgE抗体が、どのアレルゲンに反応するかを調べるRAST法では、総IgEが高い場合、多数種の抗原に対して陽性となる傾向があるが、それは実際のアトピー症状と相関しない場合があることがわかっています。
食事療法の方針を決める際には、パッチテスト、少量を試験的に摂取するなどの実際のアレルギー反応を見る方法で判断したほうがよいでしょう。
またアトピーの赤ちゃんに対しては、時期尚早な離乳食への移行や、同一の食品を連続して摂取させるなどの、食物アレルギーを誘発する行為は避けるべきです。
【アレルゲンの除去】
「ダニ」・「ハウスダスト」がアレルゲンとなっている場合が多く、実際に他の疾患の治療でホコリのない無菌室に入った際に劇的に改善することは良く知られています。
部屋のホコリ掃除や換気をこまめに行い、寝具を日光に干す頻度を増やして下さい。
多くのアトピー患者では多種類のアレルゲンが関与し、また完全にダニなどを除去することも難しいため必ずしも効果があるとは限りませんが、著効例も報告されています。
愛玩動物の皮屑も主要なアレルゲンの一つであり、さらに飼育管理によってはダニの原因にもなっているため、基本的には飼わないのが無難です。
ただし心情的に動物を手放すのが難しい場合もあり、患者の家族環境の問題でもあるため、慎重な態度をとる医師も多い。
段階的に、まず医療機関でRAST法などの血液検査を行い、アトピー患者の症状の原因となっているかを調べ、また実際に飼育している動物との接触でアトピーの症状が悪化するかを調べ、原因であることを確定してはじめて除去を行うという指導もあります。
【日常生活の指導でアトピー体質改善】
皮膚はいつでも清潔に保つ。
皮膚の保湿をおこない、乾燥させない。
爪は短く切り、滑らかに磨いて皮膚を傷つけないようにする。
適温・適湿の環境を心がける。
刺激の少ない衣類を着る。
汗をかいたらこまめに着替えるようにする。
室内を清潔に保つ。
アトピー患者は特に皮膚のごみが部屋にたまりやすいので掃除機などでこまめに掃除する。
【石鹸やシャンプーの工夫】
過剰に皮脂を奪う石鹸は避けたほうが良いですがその一方、十分に皮脂が洗い流されないとかゆみや菌の繁殖によってかえって症状を増悪させる場合もあります。
皮膚科の専門医によっては、オリーブ石鹸などの無添加かつ低刺激性石鹸の使用を薦める場合がありますが、「アトピー患者向け」として推奨されるものや高価な「敏感肌用石鹸」が必ずしもすべてのアトピー患者に合うわけではありません。
実際に試すなどして、個個人にあった製品を選択する必要があります。
また一部の症例では頭皮の病変部に真菌が生息していることが報告されており、これにより抗真菌剤を配合したシャンプーを薦める医師もいます。
頭皮から上半身にかけてのアトピー症状は、シャンプーやリンスなどによる接触性皮膚炎である場合もあるため、製品をかえるとアトピーが改善することがあります。
【ストレスの除去】
家庭・学校・職場における本疾患の理解と協力が必要です。
必要であれば精神療法を行うこともあります。
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カテゴリー:アトピー体質を改善しよう
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